生命保険の解約、どこから手をつければ良いのでしょう?
生命保険の解約、どこから手をつければ良いのでしょう?
「昨今、日本の家計消費の不振に
ついて注目が集まっています」
2015経済産業省レポート〜
なにか支出を削減しなければ?
こうお考えのご家庭は多いようです。
やはり気になるのは
生命保険料でしょうかね?
保険の見直しや解約を
しなければならないご家庭が
少なくないと耳にします。
但し、
そんな厳しいときだからこそ
不測の事態が起こったら…
厳しい今だからこそ保障は必要。
今日は保険のリストラをする際
どこから手をつければ良いのか?
費用対効果から考えてみたいと思います。
生命保険の解約 先ずリストラは医療保険
どうしても家計が厳しく
生命保険をリストラしなければならない。
このようなとき、まず、
解約してもいいのは
「医療保険」です。
医療保険は保険料も安いです。
さほどの節減にはならないかもしれません。
けれども、
ご夫婦で5000円〜10000円。
この程度の負担のご家庭も多いと思います。
では、なぜ、
医療保険を解約してもいいのでしょう?
ここを考えてみます。
まず入院したら
どの程度入院費用がかかるかなのですが
およそ1日1万円+手術代5千円。
これが相場です。
仮に1ケ月入院したとしましょう。
1万円×30日 + 手術5万円。
=35万円を支払う計算になります。
2ヶ月だったら65万円。
3ケ月だったら95万円。
こんなに医療費がかかるじゃないか!
このような声が聞こえてきます。
けれども、
実際にかかる金額は、
ほとんどの場合月に9万円弱です。
なぜ、その程度で済むかと言えば
健康保険には「高額療養費」
という制度があるからです。
カンタンに説明すると
医療機関へ1ヶ月間に支払った医療費の
約8万円超の部分が払い戻される制度です。
ですから純粋な治療費はかかっても
毎月9万円弱で済むことになります。
保険会社が宣伝しているほど
入院治療費はかかりません。
そして、もう一つ、
現在ほとんどの医療機関では
60日を超える入院をさせてもらえません。
これには理由があるのですが
またの機会にしたいと思います。
40代後半のご夫婦が日額10000円の
医療保険に入っていたとしましょう。
毎月の保険料は1万円です。
1万円×12ヶ月=12万円。
3年で36万円、5年で60万円、
10年で120万円の支払いになりますね。
では、
どれだけの給付金が受け取れるのかと言えば
20〜30万円の給付がいいところです。
医療保険から100万円、200万円、
受け取れるということはほとんどありません。
費用対効果を検証すると
支払った保険料に対して
受け取れる金額が少ないのです。
生命保険なのですから
当たり前と言えば当たり前なのですが…
ですから、
家計が厳しいのであれば貯金で備えた方が
健全だと思うのですがいかがでしょう?
生命保険の解約
次にリストラすべきは死亡保障以外の特約
シビアに家計のリストラに
取り組みたいのであれば
死亡保障だけ準備しておけば困りません。
医療保険の次は死亡保障以外の特約です。
特に国内社系で主流になっている
アカウント型保険(終身保険)の特約です。
特約保険料は決して安くありません。
医療、傷害、災害、三大疾病、ガンetc.
私にはこの特約(保障)は必要だ!
そう思われたとしても
同内容の保障は別の保険会社でも
同じか割安で設計が可能です。
死亡保障のみ残して特約部分はすべて解約。
本当に必要な保障のみ新しく単体で考える。
そのほうが家計に優しい保険料になります。
生命保険の解約 最後に死亡保障の減額
医療、その他特約をリストラしたら
死亡保障の減額を考えましょう。
但し、慎重にやってください。
ここを侮ると「もしも!?」のとき
残されたご家族が惨めな思いを
することになりかねません。
この大きな保障の部分は
他に比べると保険料はかなり割安です。
費用対効果は最も高いです。
割安な保険料で
何千万もの保障を残すことができます。
この死亡保障を見直すとき
とても大切なことがあります。
それは必要保障額の計算です。
「必要保障額」というのは
残されたご遺族が生活していくために
どのくらいの金額が必要なのか?
これを算出した金額です。
保険屋さんの話を鵜呑みにせず
納得のいくシミュレーションをして下さい。
誰もが自分が死んでしまうことは
ほとんど考えないものです。
なので安易に解約してしまう人も多いです。
けれども、
その瞬間大きなリスクを
抱えることになります。
また、
必要保障額の相談やコンサルティング。
面倒なこの作業を親身にしてくれる人。
そんな保険マン(レディ)が
最も信頼のおける人。
そう言い切っておきます。
生命保険の解約
どこから手をつけるか?「まとめ」
「やむをえず保険のリストラを
しなければならない。」
そのようなときやめてもいい保険は
1・医療保険
50万円〜100万円貯金があれば
解約しても家計にダメージはありません。
2・余計な特約
すべて外してしまって構いません。
代わりになる良いものがあるはずです。
3・死亡保障
とくに子育て世代の方は
死亡保障だけは最低ライン必要です。
減らすにしても入りなおすにしても
必要な保障の額を把握して下さい。
ご家族にとってここは命綱です。
くれぐれも保障額の小さい〇〇共済で
代用できたなどと考えないで下さい。
ここを疎かにして
取り返しのつかなくなったご家庭を
何件かみてきました。
時節柄か保険の解約が増えています。
解約前に少しだけ考えてみて下さい。
解約はいつでもできますから。
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