保険料はいくらくらいが適切なのでしょう

保険料はいくらくらいが適切なのでしょう

長引く不況から家計も厳しさを増しています。
「保険料を安くしたい」
とても多いご相談です。

保険相談でよくある質問が
「保険料」の相場です。

例えば、30代後半の子育て世代家族。
「世間一般では皆さんいくらくらいの
保険料を払っているんでしょう?」

このような問いかけが少なくありません。

◆保険料はいくらくらいが
世間相場なのだろう?

「世間相場と比べて高ければ見なおそう」
「安ければ割安、良しと納得しよう」
このような心理からと思われます。

しかし、
この質問に答えるのは
とても難しいのです。

例えば、
「30代後半の乗っている車の
価格はいくらくらいが平均か?」

この質問に答えるのと一緒です。

「車は消耗品、足代わりと割り切っている」
「中古の軽自動車かコンパクトカーで十分」
という人もいれば

「車は嗜好品、お金をかけてもいい」
「大事に乗りたいし気に行った車種を」
そういう人もいてさまざまです。
平均をとるにしても所得層などによって
大きな差が出るでしょう。

また、
その平均値に意味があるのでしょうか?
保険料の相場もまったく同じです。
「保険はカケステと割り切っている」
このような考え方の人もいれば

「貯蓄から老後資金まで保険を活用」
「そのほうがラクで安心で確実」
このようなご家庭もあります。

実際、
年間100件以上の
家計や生命保険の相談を受けますが

保険の種類も掛け方も、
払っている保険料にも大きな差があります。

同じ1000万円の死亡保障でも、
カケステの定期保険と貯蓄性のある終身保険、
養老保険では保険料に何倍もの差がでます。

ちなみに、生命保険文化センターの
「平成21年生命保険に関する全国実態調査」
によると年齢別の世帯年間保険料の平均は

20代 31.7万円
30代 35.1万円
40代 49.1万円

50代 51.3万円
60代 45.1万円
70代 43.3万円

といったデータがあります。
保険料の相場は?といった質問があった場合
この数値をお答えすることにしています。

ですが、
この数値あなたの参考になりましたか?
おそらく何の参考にもならないでしょう。

保険料の相場という質問に対しては、
「一概に言えない」
が本当のところです。

◆保険料はいくらくらいが適切か
手取り収入の1割以下が目安

ただ、
一つ言えることがあります。

それは、
収入によって一つの目安がある
と言うことです。
誰もが毎月の収入以上に
高額な保険料は払えません。

保険料だけでなく住宅ローンなどの
各種固定費は収入をもとに一つの
目安を計ることはできます。

とはいえ、
これも明確な定説的な基準はありません。

保険外交員、FPらの考えによっても
目安は違ってくると思います。

これまでの家計・保険相談の経験から
私の目安をお伝えすると

月払い保険料は
「手取り収入の5〜10%以下」
このくらいが限度かと。

この範囲であれば
少なくとも生命保険料が
家計を圧迫することはありません。

これは、
純粋な保障系の保険料の割合です。
ほとんどがカケステになるでしょう。

学資保険、年金保険など
将来に向けて必要になるであろう
貯蓄系の保険は原則として含みません。
例えば、
ご主人の手取り月収が月20万円。
奥様パートで月7万円のご家庭とすると

月払い保険料の上限はおよそ27000円。

これを超えると保険料負担が家計を圧迫し
苦しさがあらわれるご家庭が多いのでは?
現場でそんな空気を感じることが多いです。

◆保険料はいくらくらいが適切か
収入の少ない家庭の方が
保険の見直し効果が高い

生命保険文化センターの調査によると、
年収が増えるにしたがって
保険料負担も増える傾向にあります。

けれども、
年収が倍になったからといって
保険料も倍になるわけではありません。
一般的にですが、年収が増えると、
貯蓄で増える分だけ保険で備える金額は
少なくてもよいことになります。

見方を変えれば、
年収の少ないご家庭ほど家計における
保険料負担は大きいです。

つまり、
保険の見直し効果は大きくなります。

保険料はいくらくらいが適切か
保険料が手取り収入の
1割を超えていたら

もし、
あなたのご家庭での毎月の保険料が
手取り月収の1割を超えていたら…

必ずチェックして欲しいことがあります。

それは、
月払保険料と貯蓄額(積立額)との
バランスです。

月払保険料よりも毎月の貯蓄額が少ない場合、
保険の見直しを提案させていただいています。

なえかというと、
保険は、貯蓄で賄えない大きな支出となる
「万が一」の事態に備えるものだからです。

誤解を恐れずお伝えすると、
生命保険は、本来、
貯蓄がたくさんある人には不要です。

逆に、
貯蓄が少ない人ほど利用する価値が高い
金融商品です。

将来のために貯蓄に回す月々の積立よりも、
保険料の方が多い状況… …
まずいとは思いませんか?

また、誰しも支払える保険料には限度があり、
保険ですべてをカバーするのは難しいです。

支払える保険料が限られている以上、
優先順位をつけて、
必要な保障から確保していきましょう。

「もしも!」「万が一」に備えた保険料負担で
現在の生活が苦しくなるのは本末転倒です。

家計の見直し、生命保険の見直し、
人任せにせず、面倒くさがらず、
手間と労力さえ惜しまなければ

あなたもそれに見合うだけの
恩恵を手にすることができます。