生命保険を解約したくなったとき知っておいてほしいこと

生命保険を解約したくなったとき知っておいてほしいこと

不況の風は私たちの家庭にも
吹き荒れるようになりました。

 

そんなことから、
最近では保険料や保障内容を
よく比較検討して加入される。

 

そんな方が増えています。
こうした意識の変化が表れてきたことは
とても良い傾向だと言えます。

 

私たちFPが生命保険の相談を受けるとき
相談内容は下記の3つになることが多いです。

 

「現在入っている保険は今のままで良いのか」
「新しく保険に入りたいが何をどう選ぶか」
「今の保険を解約してしまってよいのか」

 

「家計の改善」「保険の見直し」に
ついてまわる「生命保険の解約」。
今日はこのテーマを記事にします。

 

具体的なケース別にお伝えしますので
参考にしていただければ幸いです。

 

 

生命保険の解約をしたい支払いが厳しくなったとき

 


 

ご相談を受けていて最も多い解約理由は
以下のようなケースです。

 

「毎月の支払いがキツイ!」
「もう保障はいらないのでは?」
「お金が必要、解約金を受け取りたい」

 

このようなとき
考えて頂きたいことがあります。

 

それは
「解約はいつでもできる」
ということです。

 

後に詳しくお伝えしますが解約すると
「あなたの将来の権利」
を失うことになります。

 

一度解約した生命保険は元には戻せません。
この点を考慮して安易な解約だけは
避けて頂ければと思います。

 

本題に戻りますが
保険料の支払いが家計を圧迫している場合。

 

まずは、
「解約」ではなく
「払済」へ変更との手段があります。

 

この「払済」、
できる保険とできない保険があるのですが
できるのであれば最もお勧めの方法です。

 

終身保険、養老保険、年金保険など
お金が積み立てられていく保険では
原則「払済」に変更可能です。

 

カンタンに説明すると
「払済」に変更した時点での
解約返戻金(貯まっているお金)で

 

その後の「死亡保障」を一括払いで
買ってしまいその後の保険料の支払いを
「0」円にする方法です。

 

当然、保障の額は下がりますが
解約して保障が全くなくなるよりは
遥かに安心です。

 

また解約返戻金も残ります。
約定のとうり運用されますから
将来増える可能性が大きいです。

 

とくに2000年以前の契約、
長く続けた古い?保険であればあるほど
効果が出ます。

 

保険種類や契約開始から何年払ったのか?
これらによってできるかどうかが決まります。
保険会社によっても様々なようです。

 

なので「払済」できるかどうか?
一度保険会社に問い合わせてみることを
お勧めします。

生命保険の解約をしたい保障が必要なくなったとき

保障が必要なくなった場合、
解約金がある保険でしたら
やはり「払済」がお勧めです。

 

また、
いわゆるカケステタイプであれば
解約してもデメリットはありません。

 

但し、
一つだけ注意して欲しいことがあります。
それは、あなたの「健康状態」です。

 

将来、
保障が必要になったとき健康状態によっては
保険に入れない可能性があります。

 

ここだけはご家族とも相談の上
冷静に向き合って頂ければと思います。

生命保険の解約をしたい急にお金が必要になったとき

まとまった資金が必要であれば
「解約」または「減額」です。

 

お金が必要な場合
「契約者貸付」との方法もあります。

 

ですが
今日のテーマは解約なので貸付は
またの機会にお伝えできればと思います。

 

解約金全額が必要でない場合は
すべてを解約してしまうのではなく
「減額」がお勧め。

 

「減額」の一例をあげると
1500万円の保障の契約に
600万円の解約金があるとします。

 

必要なお金が300万円だとして
1500万円の保障を750万円に
減額します。

 

すると必要な300万円の解約金が受け取れ
750万円の保障は残せるので安心です。
その後の支払いも今迄の半額になります。

 

解約返戻金も300万円は残っています。
この300万円の解約金は
契約時の約定のとうり運用されていきます。

 

超低金利の現在
解約金を手元に預金として置くよりも
将来有利な運用が期待できます。

 

生命保険の解約で
損をしないための具体的な方法を
お伝えしてきました。

 

生命保険の解約最後に本質を知っておいて下さい

「解約」は「契約がなくなる」ことです。
解約すると、
その保険への一切の権利がなくなります。

 

意外と知られていないのですが
新たに保険に入れないような
健康状態になってしまったとき。

 

現在の保障金額の範囲で
医師の審査なしに
保険期間を延長することが出来ます。

 

あるいは、
現在の保障を下取りし保険料を上げることなく
同様の保障が続けられる制度もあります。

 

健康状態を問わずに
死亡保険から医療保険、介護保険等へ
変更ができる商品もあります。
解約すると
将来のこのような権利を
失うことになります。

 

もう一つの注意点は
早期の解約は返戻金が少ないです。

 

私たちが支払っている保険料。
毎月の保険料は同額です。

 

けれども、
保険会社の経営からみると初期段階に
大きなコストがかかっています。

 

代理店や外交員に支払う報酬=販売手数料。
保険契約を受け付けるまでの事務コスト。
他様々なコストが初期段階でかかります。

 

これらのコストの回収には
ある程度の期間が必要なのです。

 

ですから、
早期の解約に対しては保険会社も
低い返礼率を設定しなければなりません。

 

ある意味
早期の解約はペナルティと
捉えることもできます。

 

早期の解約率がなぜ低いのか?
理由を知っておいて頂きたいと思いました。

 

生命保険の解約で損をしないために
知っておいてほしいことを
お伝えしてきました。

 

様々な事情から今迄続けてきた保険を
解約しなければならないケースは
少なからずあろうかと思います。

 

保険契約の継続よりも
大切なのは現在の家計の健全化。
この点は私も異論はありません。

 

我が家の生命保険。
上手に賢く活用しよりよき人生を
過ごして頂ければと存じます。