保険金の不払いに対処するには何を知っていればいいのか?

保険金の不払いに対処するには何を知っていればいいのか?

以前の話ですが、
保険金の不払いに関するニュースが
何かと話題になりました。

 

また、
「〇〇生命は保険金を払わない」
って本当ですか?

 

未だ、
このような風評が少なくないのも事実です。

 

これは、
だいぶ前の調査結果なのですが

 

生命保険会社全社の不払い件数は約25万件。
不払い保険金の総額は284億円だそうです。
(平成19年4月現在)

 

実は、
私の保険会社営業職員時代のお客様でも
2件の不払いがありました。
金額は2件あわせ数万円でしたが、
額の多い少ないとの問題ではありません。
「もしも?」「万が一!」のときのため
支払っている決して安くない保険料。
知らなかったではすまされません。

 

生命保険の不払いを含めたトラブル。

 

どんなことを知っていればいいのか?
何をすればいいのか?
このテーマを記事にしてみました。

 

 

生命保険の不払い 
一番多いのは「特約」の不払い

不払いの件数で最も多いのが
「特約」の不払いです。

 

「特約」というのは
オプションでつける保障のことです。

 

たとえばですが、
入院日額5000円の医療保険に

 

手術10万円・通院5000円etc.のように
保障の内容を充実させるために
さまざまな保障をプラスすることです。

 

死亡保障の定期保険に
入院特約・三大疾病特約というカタチで
付けられることも多いです。

 

特約はオプションなので、
特約だけという保険はありません。

 

特約との言葉からか「おまけ」「サービス」
そんなイメージもありますが
特約の保険料は安くないものが多いです。

 

あれも欲しい、これも必要かな?と
たくさんつけるとメインになる保障よりも
保険料が多くなることもしばしばです。

 

本当にご自身にとって必要な保障を見極めて
ご加入頂ければと存じます。

 

そして、
不払いはこの特約の部分が最も多いです。

 

保険に入った後も
なるべくであれば入った特約の内容も
覚えておきたいものです。

生命保険の不払い 
手術給付金が払われているかに注意!

保険会社にもよるのですが
不払いが一番多かったのは
「手術給付金」言われています。

 

仮に
入院日額1万円、手術特約20万円、
このような保険に入っていたとしましょう。

 

病気で20日間入院し手術をした場合に
給付金の請求をしたら

 

入院給付20万円は支払われたが
手術給付の20万円が支払われていなかった。

 

このようなケースが代表的です。
なぜ、
こんなことが起きてしまったかというと
単純な事務のミスです。

 

保険会社の担当部署では
毎日膨大な数の給付金の
請求処理をしています。
その事務処理の中で
手術欄を見落としてしまった。
入院日数を間違えてしまった。

 

また、
保険会社の肩を持つわけではありませんが
保険会社に提出する「診断書」

 

これは医師に書いて頂くものです。
私も経験があるのですがドクターの字は
大変読みづらいことが多いです。

 

学生の頃の定期試験で
採点する先生の不注意で
正答が間違いになっていた。

 

こんな経験はありませんか?
あれと似ているといえば似ています。
書面等の煩雑さが大きな原因なのです。

 

が、しかし、
「間違えました」
で済む問題ではありません。

 

この反省を生かし最近は電子カルテになり
このような不払いは減ると思われます。

保険金の不払い 
三大疾病特約での入院も注意が必要

また、
保険会社のミス以外で注意して頂きたいのが
「三大疾病特約」です。

 

この特約は
ガン・脳卒中・心筋梗塞と診断された際に
○○○万円保険金が支払われる保障です。

 

これらの病気は
入院して治療するのが一般的です。

 

保険契約者はこれらの病気に対して
保険金の請求をするのですが
入院給付金の請求しかしていなかった!

 

このようなケースも多かったそうです。
不払いと言うよりは請求がされなかった
がホントのところなのですが…

 

病気での入院で、保険金の請求をして
該当する保険金がすべて受け取れるか
といえばそうではないということです。

 

「三大疾病特約」の不払いは約4千件。
不払い金額は130億円とも言われました。
笑い事ではすまされませんよね。

 

ただ、
誤解しないでいただきたいのは
保険会社は保険金を支払いたいのです。

 

不払いと書いてきましたが
正確に言うと「未払い」です。

 

未払いの事実が判明した案件に対しては
すべて保険金を支払っています。

 

以前記事にした「告知義務違反」とは
全く別次元の問題です。
この程度の保険金の支払いは
保険会社の経営には全くといっていいほど
影響がありません。

保険金の不払いを避けるために
一番重要なことはなんだろうか?

誰もが保険金の不払いを避けたいです。
では、
そのために最も大切なことはなんでしょうか?

 

それは、
保険会社選びでも商品選びでもありません。
代理店もしくは担当者選びです。

 

こちらの方が遥かに重要です。

 

仮に、
あなたが入院や手術をした。

 

もしくは、
ガン等の大きな病と診断された。
そうしたら、
ご自身の生命保険の請求をされると思います。

 

代理店や担当者に連絡をしたり、
場合によってはご自分で保険会社に
請求をされるかもしれません。

 

保険会社から保険金がお客様に支払われると
代理店や担当者にも通知がきます。

 

代理店や担当者は普通は気がつきます。
あれ?自分が思っていたよりも少ないな…

 

実は、
保険会社の支払い部門と
現場の営業の視点はまったく違います。

 

現場の営業担当者は成績を上げたいです!

 

とても逆説的になるのですが
保険金をお支払いできるときが担当者が
一番お客様から喜ばれるときなのです。

 

喜んで頂けると担当者の評判があがります。
結果、追加契約や紹介など
最も次の仕事が頂けるときなのです。

 

では、
支払担当者はどうか?

 

こちらは適切な支払いを
いかに効率よく最短日数でこなすのか?
これが最大の関心事であり課題です。

 

代理店や現場の営業担当の方が
お客様目線であることは
言うまでもありません。

 

そうでない方も中には
いらっしゃるかもしれませんが…

 

信頼のおける代理店や担当者は
おかしいな?
そう思ったら徹底的に調べます。

 

それで覆った事例はいくつもあります。

 

ですから、
保険契約において最も重要なのは
担当者の姿勢と能力です。

 

これは、
営業成績の良いとかは
必ずしも関係がありません。

 

保険の仕事は契約をもらうことで
契約してもらったら業務終了。

 

そんな勘違いをしている営業担当も
残念ながら少なくありません。
保険で一番大切なのは
入り口(契約)よりも出口(支払い)。
そうは思いませんか?

 

あなたが意識をそこに向けることによって
優秀な担当者との出会いがあるはずです。

 

保険金の不払いのみならず
あなたの人生に必ずプラスを
もたらしてくれるはずです。