高齢者の医療費 どのくらいの準備をしておけばいいのか?

高齢者の医療費 どのくらいの準備をしておけばいいのか?

定年を迎え年金生活になると
医療費がどのくらいかかるか?
不安を感じる方が多いようです。

 

厚生労働省の
「平成26年 国民医療費の概況」によると
年間の一人当たりの医療費は

 

65歳以上で72万
70歳以上で81万
75歳以上で90万

 

このような結果になっています。
自己負担はこの3割〜1割
ということになります。

 

また、
入院日数の平均は32.8日
ということになっています。

 

これらの数字をどう受け止めるかは
人それぞれかとは思いますが

 

高齢者(老後)の医療費として
どの程度の金額を用意しておけばよいのか?
考えてみたいと思います。

 

 

◆高齢者の医療費
退職から亡くなるまで200万円が平均

 

健康保険は高齢者にも手厚いです。
病気やケガでお金がかかっても月に8〜9万円。
75歳からは4〜5万円です。

 

将来の医療費負担に
大きな不安を感じないのであれば、
医療保険にはいる必要はありません。

 

そうはいっても、

 

「何かと病院の世話になることが多くなる」
「周りに迷惑をかけたくない」
「これからの医療費が心配…」

 

そう感じる方も多いようです。

 

何事もそうなのですが、
数字やデータが見えないと
不安が膨らむものです。

 

これに関しては、
そう大きな費用が
必要となるわけではありません。

 

退職後から亡くなるまでにかかる
医療費の自己負担は平均すると200万円
あればほぼ間に合う。
このようなデータがあります。

 

もちろん、入院治療費も人それぞれ、
かけようと思えば
いくらあっても足りないのでしょうが…

 

200万円の緊急予備資金があれば
医療保険等はなくてもとりあえず困らない!?
理論上はそう言いきっていいと思います。

 

◆高齢者の医療費
医療保険で準備した方がいいんだろうか?

 

ただ、
人間には理屈では割り切れない
感情というものがあります。

 

年をとり、周りで大病を患う人が増えた。
以前のように動けなくなってきた。

 

こうなってくると気になるのが
医療保障系の保険です。

 

けれども、60歳を超えてくると、
入院日額5000円程度の医療保険でも、
保険料は5千円〜1万円が当たり前です。
支払った保険料は、
入院・手術以外には使えません。
いわゆるカケステです。

 

ご夫婦で1万円の保険料を払う。
一方、毎月1万円保険料を払わず積立をする。
すると、5年で60万円貯まっています。

 

あくまで、
机上のシミュレーションではありますが
貯金をする方が合理的に思えたりもします。

 

もちろん、
きちんと貯められればです。

 

そして、その5年の間に
大病し入院・手術がないとは限りません。

 

場合によっては、
何かと話題になる「先進医療」も
必要になるかもしれません。

 

ですから、
「そうは言っても保険は必要!」
そのような声も多数頂きます。

 

理屈はさておき、心情等を考えると
医療保険日額5000円くらい
用意できると理想なのでしょう。

 

◆高齢者の医療費
高い保険料が気になるならば
「ケガ」の保障に絞るのもあり

 

高齢になると保険料は高くなるのですが、
「それでも、何か保険には入っておきたい」
「でも、保険料はなるべく少なくしたい」

 

このような場合、こんなプランもありです。
「ケガ」の保障だけに絞る。
「病気」には貯蓄で備える。

 

実は、傷害関係の保険料はとても安いです。
年齢の差も病気の保障ほどありません。

 

保障をケガに絞れば
年齢の割に大きな保障を得ることが可能です。

 

民間でも共済でも良いと思います。
病気医療系の保障と違い
どちらもそれほど差はありません。
保険料は3分の1以下になります。
ケガの保障というのはそれほど
保険料負担が軽いものなのです。

 

高齢の方の不安を伺うと
病気のほかに交通事故を
上げる方が多いです。

 

ただ、意外かもしれませんが、
高齢者の死因は交通事故よりも
家庭内事故の方が多いのです。

 

老後の入院保障は必要。
でも、
保険料負担が気になる。

 

あくまで、そのような方の
選択肢の一つということでアタマの片隅に
入れておいていただければと思います。

 

今日は高齢者の医療費
というテーマを考えてきました。

 

◆高齢者の医療費
亡くなったときの準備は必要か?

 

このテーマとはやや外れるのですが、
では、高齢者、
死亡保障はどう考えれば良いのでしょう?

 

特殊な場合を省きますが
お子様が自立、奥様も年金生活。
遺された奥様の住居費がかからない。

 

このような場合、
亡くなって経済的に困る方は
いないと思われます。

 

これからかかる大きな費用は
葬儀費用くらいではないでしょうか?
ですから、
葬儀費用+身の回りの整理資金などで
300万円もあれば事足りると思います。

 

このくらいの金額の終身保険に
入っているのが理想です。

 

ですが、これも預貯金で間に合えば
今からムリして準備する必要はありません。

 

その貯えがないとしたら、
生命保険で準備するよりも

 

少しづつ目標額に向けて
貯蓄していかれる方が得策です。

 

また、
定年を迎え年金生活に入るとしたら
大きすぎる死亡保障は考えモノです。

 

現役時代の保障を
そのままにしておいたら勿体ないです。

 

相続、負債の返済等
特別な理由のある方以外は
死亡保障のリストラをするべきです。

 

結果、
大きく家計が改善される可能性があります。